天王山蓮華寺

妙心寺の歴史とその教え

妙心寺派の歴史

 妙心寺は、建武4年(1337)花園法王が自らの離宮を改めて禅寺とし、
 無相大師(関山慧玄)を開山(初代の住職)として迎えたことに始まります。

 一時戦乱などで荒廃した時期もありましたが、復興を果たし、
 現在では3400余りの妙心寺派寺院が北海道から沖縄に拡がっております。

 無相大師の「請う其の本を務めよ」花園法皇の「報恩謝徳(おかげさま)」という言葉が、
 妙心寺の教えの中心となり、私たちの暮らしの指針となるべく「生活信条」と
 「信心のことば」が示されております。

 おかげさまで“いのち”をいただき、生かされている。
 それに気づくことが本を見つめることです。
 いのちの本を見つめなおせば、私のいのちも友達のいのちも
 すべてのいのちがみんな同じく大切なのだと教えて下さっています。

妙心寺派の教え

 生活信条

一日一度は静かに坐って 身と呼吸と心を調えましょう
人間の尊さにめざめ 自分の生活も他人の生活も大切にしましょう
生かされている自分を感謝し 報恩の行を積みましょう

 信心のことば

わが身をこのまま空なりと観じて、静かに坐りましょう
衆生は本来仏なりと信じて、拝んでゆきましょう
社会を心の花園と念じて、和やかに生きましょう